弦をまたぐ際の弾きにくさを解消する

ベネッセUdemy「独学・独習で演奏力パワーアップ!クラシック・ギタリストのための毎日の練習」より抜粋

ビデオ解説版

文章解説版(「独学・独習で演奏力パワーアップ!クラシック・ギタリストのための毎日の練習より抜粋)

音階を レガートにする練習のアドバイスです。
副題でしっかりアクセントをつけながら練習しよう! と書きましたが 、これはとても単純な練習です。

mから始めるパターンと iから始めるパターンの2パターンです。
【mから始めるパターン】
①弦をmで弾いた②弦をimで弾く。
その後、iで①弦を弾いた後、②弦をmiで弾く。
これを速く弾く練習です。

【iから始めるパターン】
iで②弦を弾いた後、①弦をmiで弾く。
②弦をmで弾いた後、①弦をimで弾く。
これを速く弾く練習です。

これは大変、単純な 練習 なんですけれども、音階(スケール)を弾く際に、
この練習によってビックリするぐらいレガートになるんですね。

何故、こういうことが起きるかと言いますと・・・・
ギターという楽器は、例えば④弦から③弦、③弦から②弦と音階を弾いてゆくと、右手が移っていくわけですね。
その時、iからmで弦を移る時には楽なので、それほど 音が途切れることがないです。
逆にm から iで弦を移っていく時はちょっと弾きにくい ん ですね。
そこでレガートさが失われてしまいます。

そのため、その差を無くすためにこのような練習することによって、音階がレガートになっていくということです。

理論的なものは別にして、とにかくやってみて下さい。
そうすると必ず音階がレガートになりますよ!

この練習は是非、しっかりと アクセントをつけて練習をしてみて下さいね!